放課後デイサービス イーネットスクール

SST

今日はこの春休みに行ったSSTの様子をいくつか紹介したいと思います。

 まずは高校生の2人に参加してもらった『リスニングと記録』です。

普段行ってもらっている作業の課題では、書面だけでなく口頭での補足指示にも対応出来る様に練習してもらっています。

そこで、今回はメモを取る事の大切さを改めて感じてもらえるように、ポイントをメモしながら話を聞く練習を行ってもらいました。話に耳を傾ける2人の表情は真剣そのものでした。

その後その話の内容についての問題にもチャレンジ!

ところが…

問題の途中で思わず「えっ⁇」と手が止まるYさん。「なんだったっけ?」と心の声が漏れたHさん。

メモのない箇所もちらほら😅

それでもメモを見ながら半分以上の問いに答えることができました💮

実践の場でも自らメモを取り、しっかり対応できるように今後も練習をしていってもらいたいです。

 

 次はYさんに行ってもらったSSTの『リフレイミング』です。

聞き慣れないこの言葉。『物事を見る枠組み(フレーム)を変え、新しい視点で見ることで、マイナスをプラスの考え方に変えて捉えよう』というものです。

最初は「聞いたことがない」😓と少し不安げなYさんでしたが

学習を進めるうちに、マイナスをどんどんプラスの考えに置き替えることが出来てきました。

『もしも、くもんが70点だったら』→「やっぱりできない😓」「直すの嫌だな😓」のマイナスの捉え方から、Yさんがでリフレイミングで変えてくれた答えは「自分にはまだ伸びしろがある🌟」という前向きな考え方でした。

なんともやる気の出る言葉だと思いませんか❣

うまくいかない出来事や内容に対して、見方を変えプラスの言葉に置き換えることが出来れば、自分に自信が持て、やる気もアップするのではないでしょうか☆

皆さんも是非リフレイミングの考え方を取り入れてみませんか?

 最後に紹介するのはRさんに行ってもらった『気持ちを表す言葉を増やそう』です。

普段の課題で面接練習を行ってもらっているRさん。自分の思いを相手に短い言葉でより分かりやすく伝えられる様に、『気持ちを表す言葉』にはどんなものがあるか考えてもらいました。

今思いつく『気持ちを表す言葉』は?の問いに、頭を抱えながらも「楽しい」「悲しい」等いくつか書き出してくれました。

その後、色々な場面に応じて、自分ならどんな言葉を当てはめるか、他の人の意見を参考にしながら考えてもらいました。

新しく思いついた言葉は、付箋に書いてボードに貼っていきます。

最後にはボードは付箋でいっぱいに!最初に頭を抱えていたのが噓の様に、多くの気持ちを表す言葉を書きだす事が出来ました。

そんな言葉の中から、新しく1つでも2つでも今後のRさんの気持ちの表現に加えてもらえたいいなと思いました。

 

 まだまだコロナ禍で、以前の様にみんなで行うSSTはできていませんが、今後も少人数だからこそ行える、それぞれに合わせたSSTの時間を設けていければと思っています。

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