防災訓練
9月1日は『防災の日』でしたね。
今年は関東大震災からちょうど１００年の節目の年ということもあり、全国各地の防災訓練の様子をテレビのニュースなどで目にした方も多いのではないでしょうか⁈
１００年前の大規模な災害から得た教訓を生かしつつ、国や自治体だけでなく、一人一人の防災意識の定着を目的に、この『防災の日』は設けられているんですね
イーネットスクールでも9月中旬の長時間利用日を使って、いつ、どこで起こるかわからない災害に備え、自分自身で危険から身を守ることを学んでもらおうと、防災訓練を行いました。
今回は利用中に地震が起きたと想定しての訓練です。
①避難訓練
地震発生の合図とともに頭や、体を守るように机の下にもぐりました。どの子も真剣な表情です。
安全を確認した職員の合図とともに、施設内第１避難場所である、建物２階のイーネットカレッジに移動です。
移動中は階段などで押し合わないことや、窓ガラスの位置の確認、ガラスなどが割れた時に備えて、足を守る靴の大切さ等について確認しました。
「上靴を忘れました」という子がまだ時々みえますが、防災の意味からもしっかり持ってきてもらいたいなと思います。
②続いては、停電に備えた『ペットボトルランタン』作りです。
懐中電灯の光源の上に、水の入ったペットボトルを置くことで光が拡散され、周りが広く照らされる🌟というこの方法を聞いたことがある方も多いのでは❓
今回は、その明るさをさらにアップ🌟🌟できるという、サラダ油をプラスしてのランタン作りに挑戦してもらいました。
サラダ油はどれだけ入れたらいいのかな？油の量によって明るさは違うの？こんな疑問を解決するため
各班に分かれ実験開始です。
600mlの空のペットボトル３本に、それそれキャップ1杯（約５cc）、2杯、3杯のサラダ油を入れ、水を加えてペットボトルランタンを仕上げます。
グループ内で話し合いながら、それぞれ役割分担をし、力を合わせて取り組んでいました。
トイレットペーパーの中心に懐中電灯を立て、ペットボトルランタンを、順に上に乗せて、明るさの確認です。
ネットの実験報告では、サラダ油をペットボトルに約100㏄入れると、とても明るいとされていたので、どのチームもキャップ3杯のものを選ぶのかな⁈と思っていましたが・・・
なんと！キャップ1杯を選んだチームも!!
理由は油の濁りが気になるとのことでした。
各チームで意見をそろえたり、それぞれが、1番明るい🌟と思うサラダ油の量に直して、各自のペットバトルランタンを作りました。
このランタン🌟全て家庭に普段からある材料で作ることができるので、いざ停電💦という時覚えておくと役立ちそうですね。
今回はこのペットボトルランタンを4色のセロファンで飾り付け、さらに素敵な、オリジナルランタンに仕上げてもらいました。
作品はみんなで投票を行い3位までを決定❣
さてさて 皆さんはどの作品が1位だと思いますか❓🌟
③防災食
災害による停電で、電子レンジが使えないなど温かいものが口にできないと聞く災害時。
そんな時に備え、今回は『ポリ袋レシピ』で作る温かい災害食2品に挑戦です。
まずはラーメン！
袋入りの麵を半分に折りポリ袋に投入。
水250mlも計量カップで計り入れます。
どの子も計量カップに顔を近づけ、真剣なまなざしで取り組んでいました。
空気を抜いて輪ゴムでしっかり口を閉じます。名前を張りさらにもう1枚ポリ袋をかぶせて口を結べば下準備OK！
カセットコンロにかけた鍋で、5分茹でました。
茹で上がった麺は袋ごと紙コップへ。半量の粉末スープを入れて出来上がりです。
Yさん、Fさんの２人は「おいしい」とスープまで飲み干し完食でした。
ラーメンが苦手だというKさん💦それでも頑張って全て食べることができていました。
続いて2品目はホットサンドです。
各自ゆで卵をむき、ポリ袋に入れ、マヨネーズを加えて手で好みの細かさまでつぶします。袋を破らないよう注意しての作業です。
袋の片方の角をハサミで切り、パンに、ピザソース、ハム、チーズを乗せたものの上に、卵を絞り出します。この作業、皆さんとも楽しそうに行っていました🥚
さらにもう1枚のパンで挟めば、出来上がりです。
小さなお子さんでも楽しくできそうなレシピですね。
今回はカセットコンロとホットサンドメーカーを使って、熱々のホットサンドに仕上げて試食しました。
パンの耳が苦手というAさん、災害食ということもあってか、自分から「食べる」と言って完食されました。
災害時に温かなラーメンやホットサンが食べられたら、きっと元気が出るのではないでしょうか❣
片付けの後は防災〇✖クイズにみんなで挑戦！
お友達との相談はしない！をしっかり守って参加したHさん。笑顔の優勝です💮
最後に防災訓練を終えての感想をみんなに書いてもらいました。
今回持ち帰られたランタンの光の広がりを確認いただきながら、ぜひご家庭でも災害時についてお話しする時間を設けてもらえたら、嬉しいなと思います。
